オーナー系企業が事業承継をする上で、大きなポイントとなるのが株式の承継対策です。後継者に株式を承継したくても、優良企業ほど株価が高く、贈与税や所得税負担が大きなハードルとなり実行できないケースが多く見られます。
また、自社株対策をするにあたって、特に重要かつリスクが高いのは非上場株式の評価の問題です。非上場株式の「時価」とは何かという論点は実に曖昧であるにも関わらず、評価をしなくては何も出来ないというのが実態です。
第Ⅰ部では、オーナー経営者が生前に株式の承継を行うことにより事業承継を円滑に進める手法や、適用事例が少なくなっている納税猶予制度の問題点等、事例研究の形式で解説します。第Ⅱ部では、非上場株式の評価における「時価」の考え方についてのポイントや、低額譲渡と認定された場合の更正処分の数値例等について解説します。
講座内容
第Ⅰ部 オーナー経営者への事業承継対策提案
○ 事業承継と株式承継の相違点
○ 株式贈与方式と株式譲渡方式の税務のポイント
○ 納税猶予制度の問題点
○ 株式譲渡方式と税務上の株価ほか
第Ⅱ部 贈与・相続・譲渡と株価評価
○ 純然たる第三者間取引における時価と税務
○ 相続税法上の株価評価
○ 法人・所得税法上の株価評価
○ 低額譲渡と認定された場合の更正処分の数値例研究
講 師 |
公認会計士・税理士・中小企業診断士 金井 義家 氏 1973年 東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒 1996年 株式会社北海道拓殖銀行入社 1998年 東京都庁入庁 2003年 新日本有限責任監査法人入社。大手企業の監査経験を積む。 2009年 税理士法人タクトコンサルティング入社。税理士として資産税に係る幅広い実務をこなす。 2014年 独立。金井公認会計士・税理士事務所代表。資産税のプロフェッショナルとして活躍中。 公益社団法人全国野球振興会(プロ野球OB会)監事など役職多数。 2015年より早稲田大学商学部にて「税務会計論」非常勤講師。 「実践資産承継の勘所~顧客の資産タイプ別アプローチ法~」(株式会社きんざい)他執筆多数。 開催日時 |
2015年7月7日(火)13:00~17:00(受付開始12:30) |
場所 |
AP大阪梅田茶屋町【地図】 |
〒530-0013 大阪府大阪市北区茶屋町1番27号 ABC-MART梅田ビル8F ・JR「大阪駅」をご利用の場合:御堂筋口より徒歩約3分 受講料(税込) |
一般:20,000円(税込)
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定員 |
40名 |
お申込み多数の場合は、事前に締め切らせていただきます。 また、事前入金による先着順とさせて頂きますので、予めご了承下さい。 お問い合わせ |
(株)ファルベ 【TEL】03-6228-3272 担当:藤井・内海 |
共催 |
(株)清文社 |
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