財産評価の実務を極めるためには、単に、法令通達等を精読したり、実務問答集等を確認しているだけでは解釈しきれない事例もあることはご高承のとおりです。そこで、このような財産評価の実務をより一層高度な実践的実務レベルに引上げてくれるものとして、裁判例や裁決事例を確認しておくことは非常に意義深いものであると考えられます。
今回の研修会では、土地評価に関する裁判例や裁決事例(裁決事例は、主に非公開とされている事例を中心として)のなかから、実務上、有益であると考えられる事案を厳選してご紹介することにします。
今回、ご紹介する事例は、[研修項目]のとおりです。平成30年から適用開始の新通達である『地積規模の大きな宅地の評価』に関する資産評価企画官情報も織り込んでいきたいと考えており、実務重視の観点から解説していきます。ご関心ある先生方のご参加をお待ちしています。
研修項目
(1)地積規模の大きな宅地の評価が新設されました!!
①新通達の概要
②公開された資産評価企画官情報の確認
③今後、益々重要視される評価単位に係る裁決事例の確認
(国税不服審判所裁決:平成28年8月23日裁決)
(2)路線価の設定対象とされる『路線価』について確認します!!
①路線価の意義
②路線価の設定の可否が争点とされた裁決事例の確認
(国税不服審判所裁決:平成28年5月6日裁決)
(3)土地の地形・形質等の外形上の減額要因が争点となった下記の裁決事例を確認します!!
①不整形地に係る想定整形地の取り方
(国税不服審判所裁決:平成24年10月10日裁決)
②法面のある土地(山林)に係る宅地造成費の算定方法
(国税不服審判所裁決:平成25年5月28日裁決)
③ガソリンスタンドの敷地の土壌汚染地該当性
(国税不服審判所裁決:平成27年6月27日裁決)
(4)無道路地の減額金額の上限値が40%とされていることの相当性が争点とされた裁判例を検証します!!
(大阪地方裁判所:平成29年6月15日判決)
講 師 |
笹岡会計事務所 所長 税理士 笹岡 宏保 氏 1962年兵庫県神戸市出身。1981年関西大学経済学部入学。1983年大原簿記専門学校非常勤講師就任。1984年税理士試験合格。1985年関西大学経済学部卒業。その後、会計事務所に勤務(主に相続・譲渡等の資産税部門の業務を担当)。1991年笹岡会計事務所設立。現在、多くのクライアントの税務申告代理を行っている一方、各税理士会の「統一研修会」等の資産税講師、民間研修機関の講師として活躍している。 【主要著書】 |
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開催日時 | 2018年2月3日(土)10:30~17:00(受付開始10:00) |
場所 | ビジョンセンター東京(旧ビジョンセンター東京 別館)【地図】 東京都中央区八重洲2-7-12 ヒューリック京橋ビル6・7F ●最寄駅からの所要時間 ・JR東京駅 八重洲南口 徒歩4分(地下街 5番出口 徒歩3分) ・東京メトロ銀座線京橋駅 5番出口徒歩1分 |
受講料(税込) | 定額制クラブ 会員: 無料 資産税実務研究会 会員: 無料 一般:10,000円(税込) |
定員 | 60名様 お申込み多数の場合は、事前に締め切らせていただきます。 また、事前入金による先着順とさせて頂きますので、予めご了承下さい。 |
お問い合わせ | (株)ファルベ 【TEL】03-6228-3272 担当:藤井・内海 |
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