~ 本当に機能する民事信託について生じる問題の原因を明らかにする ~
賃貸事業を行う不動産オーナー(以下、オーナー。)の認知症対策として組成された信託の数は増えていると思われます。たしかに、意思能力が減退するオーナーが所有する賃貸不動産について、今後の管理に問題が生じるため、急ぎ民事信託(家族信託)を組成し、オーナーの子供たちが管理する仕組みを作ることはとても有効で、本来の民事信託の活用の仕方です。
一方、急ぎ対応して組成した信託でもあるため、信託により受託者が賃貸事業を行い続けられるよう万全な準備がなされていない信託も存在すること
が考えられます。
信託契約上では、できるはずのことが実施できず、将来、賃貸事業の継続が難しくなり、やむを得ず引受けた賃貸不動産を売却することになってしまう民事信託が作成されているのではないか?と心配になることがあります。
本講座では、委託者の願いである、「賃貸事業を将来にわたり安定的に継続していくこと」を実現する民事信託が機能するためにはどうすればよいの
か? 本当に機能する民事信託について検討し、問題を生じさせる原因を明らかにしていきたいと思います。
2.信託検討の際に行うべきこと
3.賃貸事業を安定的に継続し続ける信託契約とは
4.受託者が信託事務を担い、安定した賃貸事業を継続するために
講師 |
石脇 俊司 氏株式会社継志舎 代表取締役 外資系生命保険会社、日系証券会社、外資系金融機関を経てベルニナ信託株式会社(現在、株式会社FPG信託)に入社。ベルニナ信託では、企業オーナーや資産家の顧客に対し、オーダーメードな信託を作る営業に携わる。平成27年、企業オーナーに特化した民事信託を活用しての資産管理、財産継承のコンサルティングを行うことを志し平成28年2月株式会社継志舎を設立。また、一般社団法人民事信託活用支援機構の設立(平成27年)に関与。 著書: 民事信託を活用するための基本と応用(大蔵財務協会)、民事信託ワークブック(法令出版)、信託を活用したケース別相続・贈与・事業承継対策、 『危ない』民事信託の見分け方(ともに共著、日本法令より出版) |
開催日時 | [生講座・オンラインLIVE講座] 2021年5月17日(月)16:00~18:00(会場受付開始15:30) |
場所 | ビジョンセンター浜松町【地図】
東京都港区浜松町2-8-14 浜松町TSビル4F,5F,6F |
受講料 (税込) |
一般[会場受講]: 20,000円(税込) 一般[オンラインLIVE講座]:20,000円(税込) 一般[オンラインアーカイブ講座]:20,000円(税込) 定額制クラブ 会員: 無料 |
定員 | [生講座]会場受講 先着20 名様
お申込み多数の場合は、事前に締め切らせていただきます。 |
お問合せ | (株)ファルベ 【TEL】03-6228-3272 担当:藤井・内海 |
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