講座内容
地積規模の大きな宅地の評価のチェックをしていなかった(適用ありとは考えもしなかった)という声をときおり耳にすることがあります。この定めは平成30年に新設されたもので現行ではその適用失念は税賠等の責任を問われるものとなっています。
そこで、今回の研修会では、地積規模の大きな宅地の評価について、その概要(定義、評価方法)から評価上の留意点までを確認し、さらに評価上の論点について既に判断が示された実務上重要な裁決事例について解説をいたします。
愛媛県において論点となる事項にも触れながら、地積規模の大きな宅地の評価の実務を確認していきましょう。
(1) 定義
(2) 評価方法 ①路線価地域に所在する場合 ②倍率地域に所在する場合
2. 評価上の留意点
(1) 規模格差補正率と他の各種補正率の重複適用関係
(2) 「市街化調整区域」から除外される一定の区域
(3) 指定容積率400%(300%)未満の意義とその解釈上の留意点
(4) 「普通商業・併用住宅地区」及び「普通住宅地区」の意義とその解釈上の留意点
(5) 「工業専用地域」の意義とその解釈上の留意点
(6) 市街地農地等に対する規模格差補正率の適用可否と宅地造成費控除の取扱い
(7) 開発が困難な市街地農地等に対する規模格差補正率の適用可否
(8) 雑種地に対する規模格差補正率の適用可否
3. 地積規模の大きな宅地の評価に係る実務上重要な裁決事例の確認
講 師
税理士
笹岡 宏保 氏
1962年兵庫県神戸市出身。1981年関西大学経済学部入学。1983年大原簿記専門学校非常勤講師就任。1984年税理士試験合格。1985年関西大学経済学部卒業。その後、会計事務所に勤務(主に相続・譲渡等の資産税部門の業務を担当)。1991年笹岡会計事務所設立。現在、多くのクライアントの税務申告代理を行っている一方、各税理士会の「統一研修会」等の資産税講師、民間研修機関の講師として活躍している。
【主要著書】
『<相続税・贈与税>財産評価の実務』 清文社
『Q&A 税理士のための税務判断実務マニュアル』 清文社
『詳解 小規模宅地等の課税特例の実務 重要項目の整理と理解』 清文社
『これだけはおさえておきたい相続税の実務Q&A』 清文社
開催日時
2025年7月29日(火) 10:30 ~ 17:00 (受付10:00 ~)
場 所
松山市総合コミュニティセンター 第4・5会議室【地図】
愛媛県松山市湊町七丁目5番地
TEL:089-921-8222
■ 松山市駅から
伊予鉄バス(JR松山駅前行)または(津田団地前行)約3分
└松山コミュニティセンター前で下車
■ JR松山駅から
伊予鉄バス(久米駅前行)約2分
└松山コミュニティセンター前で下車
■ 伊予鉄電車
高浜線(大手町駅)から徒歩約7分
受講料
10,000円(税込)
【正規料金の半額】
・資産税実務2025全講座受講者
定 員
会場 40名
※ オンラインLIVEはありません
お申込み多数の場合は、事前に締め切らせていただきます。
また、事前入金による先着順とさせて頂きますので、予めご了承下さい。
お問い合わせ
(株)ファルベ 【TEL】03(6228)3272