近年、信託を利用したコンサルティング(民事信託・商事信託)が数多く行われるようになってきていますが、借入金への対応には色々なリスクを残しています。

特に富裕層では税対策で不動産を活用するケースが多く、借入によるマンション建築や不動産購入などで相続税評価額の圧縮を図ることが当たり前になっています。

しかし、法律で「借金は信託できない」と定義されているため、信託コンサルティングを行う際には「借入コンサルティング」を同時に行うことが重要です。

本講座では、最近の信託コンサルティングを取巻く状況と財産管理(特に不動産に関して)での懸案事項、信託の取組みを行う金融機関などの情報をお話し、顧客の抱える問題点の解決方法や今後の信託ビジネスの方向性について解説いたします。

講座内容
1. 最近の民事信託コンサルティングの動向について
 (1) 民事信託の利用目的は「認知症対策」から「資産承継対策」へ移行している
 (2) 民事信託の組成では司法書士が全体の7割。税理士の関与件数は減少傾向に
 (3) 信託口座を提供する金融機関が増加中。信託コンサルティングは戦国時代へ
2. 信託コンサルティングでは借入金への対応が最も重要になっている
 (1) 既存融資をどうするか?委託者名義では信託目的が達成できないケースも!
 (2) 民法改正で受託者向け融資に新たな風。そもそも信託の受託者は無限責任!
 (3) 商事信託の信託内借入は連帯保証人不要。抵当権設定もなく顧客負担を軽減!
3. 信託コンサルティングは相続・事業承継対策の中核になっていけるのか?
 (1) 民事信託と商事信託の違いは?同じ信託でも使う目的は全く違っている!
 (2) 民事信託は「家族内での財産管理」、商事信託は「財産管理の外部委託」
 (3) 民事信託は契約してからが始まり。商事信託との違いは「スタート」の考え方
 (4) 顧客ニーズを全て網羅できる信託契約は無い!遺言・任意後見との組合せが重要!

講演者

鈴木 真行 氏

スターツ信託株式会社
取締役 営業開発部長

平成1年4月 スターツ株式会社(現スターツコーポレーション)入社後、スターツグループの主要不動産部門に在籍。
また、コンサルティング部門在籍時には、資産家の税務対策や相続事業承継をサポートするタックス事業や個人のライフコンサルティングを行うライフサポート事業(現在の住まプラ事業)の立上げを担当し、不動産だけでなく金融商品、生命保険、損害保険、相続・事業継承の各分野にわたってコンサルティングの実績があります。
現在は、スターツ信託で主に不動産オーナー、企業経営者などの富裕層に対する財産コンサルティング業務を担当。
信託分野だけでなくファイナンシャル・プランニング全般に精通しており、近年は税理士や金融機関などと連携して幅広く活動しています。
開催日時 生講座・オンラインLIVE講座・オンラインアーカイブ講座
2021年2月15日(月)17:00~19:00
場所 ビジョンセンター浜松町地図

東京都港区浜松町2-8-14 浜松町TSビル4F,5F,6F
TEL:03-6262-3553
・JR山手線・京浜東北線「浜松町駅(南口-S5階段・金杉橋方面)」 徒歩3分
・東京モノレール羽田空港線「モノレール浜松町駅(南口-1出口)」 徒歩3分
・都営大江戸線・浅草線「大門駅(A1出口)」 徒歩5分

受講料
(税込)
一般[会場受講]: 25,000円(税込)
一般[オンラインLIVE講座]:25,000円(税込)
一般[オンラインアーカイブ講座]:25,000円(税込)

定額制クラブ 会員: 無料
信託実務研究会 会員: 無料
資産税実務研究会 会員: 無料
資産税オンラインスクール 会員: 無料

定員 生講座会場受講 先着20 名様
オンラインLIVE講座同時中継 無制限

生講座、オンラインLIVE講座は、お申込み多数の場合は、事前に締め切らせていただきます。
また、事前入金による先着順とさせて頂きますので、予めご了承下さい。

お問合せ (株)ファルベ 【TEL】03-6228-3272 担当:藤井・内海

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