講座内容
研修会ではあまり取り扱われることがない相続税の債務控除(債務・葬式費用)について、実務上の重要論点に絞って、裁判例(判例)や裁決事例を用いて確認してみることにします。
2. 債務控除(債務)に関するさまざまな重要論点の確認 (次に、例を挙げてみますと~)
(例示1) 子Aの所有する建物(固定資産税評価額2千万円、通常の取引価額5千万円)を父甲が売買契約により取得(ただし、譲渡代金は未決済)し、その後、相続開始時まで子Aに使用貸借させた場合における父甲の子Aに対する未払金5千万円の取扱い
(例示2) 父甲が金融機関からの借入金5億円について支払が困難となり、両者の間で返済累計1億円となった時点で残余の4億円の返済が免除されるとの合意が成立した場合において、父甲による返済累計額が0.99億円となった時点で同人に相続開始があった時の債務控除すべき借入金の承継額はいくらになるのか。
3. 債務控除(葬式費用)に関するさまざまな重要論点の確認 (次に、例を挙げてみますと~)
(例示1) 葬儀会場で会葬御礼として会葬者に全員一律に交付した商品券(1,000円券)は必ず葬式費用として容認されると考えてよいのか。
(例示2) 葬式当日の夕方に再度の参集が困難との事情で行われた「初七日法会」の席上で提供された常識の範囲内の食事費は開催日から判断して葬式費用に該当すると考えてよいのか。
講 師
税理士
笹岡 宏保 氏
1962年兵庫県神戸市出身。1981年関西大学経済学部入学。1983年大原簿記専門学校非常勤講師就任。1984年税理士試験合格。1985年関西大学経済学部卒業。その後、会計事務所に勤務(主に相続・譲渡等の資産税部門の業務を担当)。1991年笹岡会計事務所設立。現在、多くのクライアントの税務申告代理を行っている一方、各税理士会の「統一研修会」等の資産税講師、民間研修機関の講師として活躍している。
【主要著書】
『<相続税・贈与税>財産評価の実務』 清文社
『Q&A 税理士のための税務判断実務マニュアル』 清文社
『詳解 小規模宅地等の課税特例の実務 重要項目の整理と理解』 清文社
『これだけはおさえておきたい相続税の実務Q&A』 清文社
開催日時
2025年7月28日(月) 10:30 ~ 17:00 (受付10:00 ~)
場 所
岡山コンベンションセンター 301会議室【地図】
岡山県岡山市北区駅元町14番1号
TEL:086-214-1000(代表)
・ JR岡山駅中央改札口より徒歩3分
・ 岡山I.C.より自動車30分
受講料
10,000円(税込)
【正規料金の半額】
・資産税実務2025全講座受講者
定 員
会場 40名
※ オンラインLIVEはありません
お申込み多数の場合は、事前に締め切らせていただきます。
また、事前入金による先着順とさせて頂きますので、予めご了承下さい。
お問い合わせ
(株)ファルベ 【TEL】03(6228)3272